葬儀が終わった後も、折に触れ、さまざまな行事を通して故人を偲びます。
仏教では、肉体を離れた霊魂は、死後しばらくの間はあの世でもこの世でもない世界を漂い、四十九日目に行き先が決まると考えられています。そこで、遺骨は四十九日目を境にお墓に納骨したり、あるいは手元法要を望む方は、それぞれの方法で遺骨を納めたりします。
祥月命日(しょうつきめいにち)とは、儒教の言葉で、一周期以降の、個人のなくなった月日と同じ月日をさします。それに対して、毎月の命日と同じ日を月命日と呼びます。仮に8月1日に亡くなった方は、毎月1日が月命日、毎年8月1日が祥月命日となります。
一周忌までの期間を喪中(もちゅう)と呼び、この日をもって喪(も)が明けることになります。喪中に迎えた正月は、年賀状、年始挨拶、正月飾り、初詣などの正月行事は控えます。
個人の祥月命日に営む追善供養で、いわゆる法事と呼ばれるものです。 一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌など年忌法要の年にあたる祥月命日には法要の儀式を行います。とくに一周忌は、四十九日法要に次いで大切な法要です。亡くなった年の翌年に営まれる、はじめての祥月命日の法要であり、親族を招いて、ある程度、規模の大きな法要を営むことになります。
この際、法要は命日の当日に行うのが理想ですが、実際には参列者の都合に合わせて週末に行うことも少なくありません。ただし、必ず命日より早めの日に行うのが慣わしです。
一周忌以降、一周忌の翌年に営まれるのが三回忌、没後満6年目に営まれる七回忌、同じように十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌まで続きます。一周忌と三回忌は必ず、故人ひとりの法要を営みますが、七回忌以降は同じ年に法要が重なった場合はまとめて行ってもよいとされ、法要を行う日はあとに亡くなった故人の命日にあわせます。三十三回忌、または五十回忌を営んで年忌止めにします。